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花の贈り方ガイド
2021/09/19 10:03
「誰にあげるんですか? 男性でしょうか?女性でしょうか?」
「お好きな色がありますか?」
「どのようなご用途に使われますか?」
お花屋さんでお花の注文をすると必ずと言っていいほどこのような質問をされるはずです。
「あんまり言いたくないし、買えればそれでいいんだけど・・・」
と、思ってしまうかもしれませんが、実はこれらの質問には意味があります。
花屋さんはあなたがプレゼントしようとしている相手のことは全く知りませんが、贈り主のあなたからいただくご用途や色合い、相手の好みなどの情報から、それにぴったりの花を作ろうとしているのです。
「これは私の為だけにあなたがくれたお花だ」と感じて、喜んでいただける商品を作るためにこのような質問をしています。
「いつ・どこで・どんな人に・どんなふうに」贈りたいのかを花屋さんに伝えることが花贈りを成功させるポイントになります。
■花ギフトの頼み方
1.細かい指定をしないほうが良いものになる
花の種類や色をカッチリ指定する頼み方は、その花でなくてはならない特別な場合があることを除き、それ程の理由がないのであればしないほうが「ボリュームの良い花」になる可能性が高くなります。
なぜなら、お客様が欲しいその日に、お客様が欲しいイメージ通りの「その花」が市場に出荷されているかどうかは、その時でないと分からないからです。
「どうしても、この花のこの色で」とお客様からご指定があった場合は、市場や花の生産者へ個別注文をし、できる限りの手は尽くします。
しかし、あまりボリューム感がなかったり、咲いていなかったり、思ったほど質が良くない花しかご用意できない可能性もあります。
ですので、お花を注文する際は「何を重視したいのか」をハッキリさせておきましょう。
もし、「品質の良いバラが30本揃っていることが重要だな」と思ったら、こう頼んでみましょう。
「 第一希望は赤バラを30本です。品種は問いません。
でももし赤バラが揃わないようであれば、第二希望でピンク系のバラを混ぜても構いません。
第一希望でなくてもかまいませんので、質の良いバラ30本を花束にしてください。」
こういったご依頼であれば、ご希望の色に合わせて「その時、いちばん質の良い花」をご用意出来る可能性も高くなります。
2.適したお花の形で贈る
お花を贈るご用途によって適したお花の形態があります。
3.最終判断は自分でする
当店には、お花のプレゼントをお考えのお客様から日々多くのお問い合わせを頂きます。
花を贈る相手のことであったりご用途などをお聞きし、いろいろなご提案をさせていただいておりますが、当店では「絶対にこれ!」と押しつけることはありません。
花屋にとって花を贈る相手の情報に関しては、今あなたから聞いただけです。
お客様の方が贈る相手の事をよく知っているはずです。
花屋の意見を聞いた上で、最終的に相手にとってどれが良いかはあなたが判断しましょう。
必ず「この時には、この花で!」という決まりはありませんので、お好きな形のフラワーギフトを選んでみて下さい。